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集中講座-暮らしの手仕事 発酵文化研究
2022/03/16
2月上旬に行った後期集中講座は、暮らしの手仕事〜発酵文化研究と題して、味噌作りを行いました!
冬の代表的な暮らしの手仕事である味噌の仕込み体験を通じて、手仕事で暮らしを楽しく豊かにする工夫にあふれた日本文化を体感する講座です。
講師が仕込んだお味噌で、色の変化と味を比べました。
味噌作りは、少し前まで各家庭で作られていました。
今は手軽に購入できるので、手作りをされている家庭は少なくなってきています。しかし、コロナ禍の中、免疫力を高めることへの関心が高まり、味噌のみならず発酵食品が見直される今だからこそ、この講座を行っていただきました。
履修したのはほとんど留学生でした。
実は、味噌を作って見たかったんです!と話してくれた留学生が数人おり、今回の講座も含めて得難いことをたくさん学んだ様子です。将来味噌作りをしたいと考えています、と話してくれた留学生もいました。日本人学生は知らないことがあって、発酵の世界は奥深いなと感想を綴っていました。
発酵についてより深く勉強するため、講師から「柿酢」を持ってきていただきました。
天然酵母の助けを借りて酢がつくられます。自然の力で作られる発酵食品は「柿酢」だけではありません。納豆、醤油、お酒など発酵食品は日本の食文化を支えています。
このような体験を通した講座はインターネットを通じて行えるものではありません。
発酵文化に関する情報はいくらでもありますが、普段食べている発酵食品がどのようにして作られているのかなど、実際にやってみたほうが楽しく学べます!
体験したことは何年経っても忘れません。
奥出雲だからこそ出来た日本文化体験は、特に留学生にとって感慨深い経験になったのではないでしょうか。都会では出来ないことがたくさんありました。このことが卒業しても良い思い出になっていることを願います。