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オランダのデルフトブルータイルで蘇る 岩屋寺・仁王像プロジェクト
2018/12/05
奥出雲町とオランダの女性彫刻家イェッケさんが企画をされた
「オランダのデルフトブルータイルで蘇る 岩屋寺・仁王像プロジェクト」
に参加しました。
奥出雲町には岩屋寺というお寺がありましたが、今は廃寺となっています。
数十年前に山門にあった2体の大きな仁王像がいろいろな経緯を経て、
今はオランダにあるアムステルダム国立美術館に展示されています。
オランダ在住の女性彫刻家イェッケ・ファン・ローン(Jikke van Loon)さんは、
自身のアトリエ近くの美術館に展示されている仁王像と出会い感銘を受け、
オランダ伝統の「デルフトブルー」で仁王像を制作するプロジェクトを立ち上げられました。
15cm四方のタイルに絵付けをして平面上で仁王像を完成させます。
11月12日に学生3名はスタジオ(古民家)に伺い、イェッケさんに直接指導を頂きました!
下書きのコピーをベースに、画鋲で穴を開け、そこに煤(すす)を押し付けます。
着採するため輪郭が煤でわかります。
奥出雲町内でも仁王像を知っている方がおられた様子で、町内の方々と一緒に制作しました。
塗った回数によって色が濃くでるところを、下書きの用紙を見つつ、塗っていきます。
1回塗った箇所と数回塗った箇所の違いがあまりよくわからないので、確認しながら作業を進めていきます。
一番気を使う箇所が上下左右のタイルとのつながりです。
上下左右がつながるように時間をかけて描いていきます。
11月30日金曜日に地元奥出雲町の横田コミュニティセンターにてお披露目会があり、
今回のワークショップは一旦終了となりました。
今回の仁王像は阿形像でした。来年は吽形像です!
オランダからはるばる仁王像の故郷に来られたイェッケさんと町内の方々、島デ学生の合作です。
「島根デザイン専門学校の学生と一緒に参加できて楽しかったです。
貴重な体験をありがとうございました!Heel erg bedankt!」
阿形像は横田コミュニティセンターに展示されています。